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Liveレポ

MAJI ROCK FESTIVAL SPECIAL @マリンメッセ福岡

   2001.8.26(Sun)  

<出演者> 出演順
 AIR/GRAPEVINE/くるり/SPITZ/鬼束ちひろ/THEEMICHELLEGUN ELEPHANT

 この「MAJI ROCK」というのは福岡で行われる毎年夏の恒例イベントみたいなもので、5,6バンドが一挙に出演するROCKのLive。今年は特別に3パターンありまして、他のはMAJI ROCK弾き語り(これは、ゆず、斎藤和義、奥田民生という顔ぶれ)、もいっこSPECIALはついてないROCKのほうはRIZE、東京スカパラ、ケツメイシ、チャコールフィルターetcという顔ぶれでした。
 で。日程的には、今日のが最後。しかし、なにせ、この顔ぶれ。16時開演で、終わったのが21時過ぎでしたよ。ひぇー。しかも私はアリーナ席で、ずっと立ち見だったので、終わったときには、もう足腰ガクガクでした。席はブロック指定で私は「A-4」ブロック。1から5までのブロック区切りで、AからEまで。ステージの前は3と4。他のブロックは、もうステージは見えないので、両脇に設置されたスクリーンでステージの模様を見るしかナイというものでした。デカイ会場だから仕方ないですね。私はステージ右半分に面しているブロックで、しかもAなので一番前の列!! 始まる前には「ラッキー!!」と思ったものの.....最初のAIRが始まるやいなや、もうダイブ野郎が続出のデンジャラス・ゾーンで「し、しまった!!」と思いました....しかし、そのまま身動きとれない状態で終盤まで。つ、辛すぎ。鬼束ちひろで、やっと人が動いたので(なんとなく場内が「休憩モード」になった)、私も友達も、外に出て休憩。なので鬼束ちひろだけは半分しか見なかった。このROCKな顔ぶれにまじって女性一人って、どんなかな?! と思っていたけど、なんとピアノだけをバックに歌って、すごー上手かったです。次の日にFMにゲスト出演していたのを聴いて、まだ二十歳と知った日にゃ驚きでした。二十歳で、あの歌いっぷりというのはスゴイかも。
 さて、これだけの顔ぶれで、しかも順番が告知されてなかった(前のスクリーンに名前が出るまではワカンナイ)ので、客はステージのセッティングで予想するのですが、その周囲の客の会話が妙に可笑しかった。やはりミッシェル目当ての客が多かったみたいで、なんとなーくミッシェルはラストだろうなと思いつつ、でも、もしかしてふいに出てくるかも?!と期待していて「あー、でもマイクの高さが低いから違う。くるりかな?!」とか話してたりして(笑)、そして、その通り、その次に出たのは「くるり」だったので、鋭い!!と思って可笑しかったのでした。私はFMでチラッと聴いたことがあるくらいでメンバーの顔とかもロクに知らなかったから「あ、ホントにみんな背が低い〜」とか思ったりして。でも歌はすごく上手かった。震えがくるくらいに。うぉースゲーと思いました。売れているのも納得という感じでした。私が一緒に行ったコはGRAPEVINEが目当て。彼らに関しては私の感想は「うわー若いわねぇ」という程度。す、すいません。このメンツではSPITZというのはちょっと異色かもと思っていたけど、彼らが登場したときの場内の歓声は一番デカかったような気がする。だって、くるりとかミッシェルとかAIRとかはファン層がダブってても不思議はないけど、SPITZだけ、なんかフォークロックって感じだしね。でも歌が始まるとシングル曲とかは場内大合唱状態。私も一緒に口ずさめるくらいに知っていたから自分でもビックリ。草野マサムネくんの歌声は本当に透明感あふれていて胸がキュンとするというか。ルックスも「ちょっとすねてる高校生」みたいで可愛いし。(って思うあたりが私もオバサンね......。)「夏っぽいのを一発」と言って、ファンは皆口々に「きっと『渚』やん!!」とか言っていたのに、歌い始めたのはシャネルズの『ランナウェイ』で「なぜ、これが夏っぽいの?!」て感じで客はハニワ顔で困惑してましたが、あの声で歌われた『ランナウェイ』も、なかなか良かったです!!惜しいのは、どうも音のバランスが悪かった。ギターとかの音がデカすぎて歌が聞こえにくかった。草野マサムネくんもときどき片方の耳ふさぎながら歌っていたから、歌いにくかったんだと思うぞ。スタッフ大勢で(このスタッフはアーチストごとに専属でいるみたいだった)事前のセッティングに、すごい時間かけていたのにな。でも音出してなかったもんな、そういや(苦笑)。その点、ミッシェルのスタッフは、なかなかテキパキとセッティングして音ももちろんちゃんと出してたから、音響の面でもピシャリでしたね。ラストのミッシェルガンエレファントは、小1時間はあったかな?! もうまるで彼らのソロLiveみたいでした。私はこのときはもう身の危険を感じて、ブロック内の後ろに退いて見ていました。(案の定、ブロック内の前のほうはスゴイことになっていた。)こないだZepp Fukuokaで見たときにはオープニングは変わっていたけど、この日のオープニングは、またもいつもの『ゴッドファーザー愛のテーマ』で赤のライティング。そりゃあダイブ野郎の血も騒ぐって感じの雰囲気!! そこからは、もうドトーの勢いでミッシェルの世界って感じでした。今日はMC「めんたいベイベー」ではなくて「めんたいロッカーズ、アイ・ラブ・ユーーーーー!!」でしたね。チバさん、小倉のときは、どう言うんでしょう?! なんかメンバーの機嫌も良かったように見受けられました。客のノリも良かったからかもしれない。(でも私が連れのコに「私が好きなのは、あのアベさん。一番こっち側の人ね」と教えると「えー、あの怒ったみたいな顔の人ですか?!」って。とほほ.....。そこがイイんじゃん。)
アンコールで『世界の終わり』をやってくれたのは嬉しかった!! 私が一緒に行ったコも「かっこいいー!!」と言ってました。この日、他のアーチストが目当てでやってきて、ミッシェルにガツンとやられた人は多数でしょうね、きっと。 しかし、ふと思ったのは「9月のラフォーレ小倉って....キャパは今日のA-4ブロックくらいの広さくらいしかナイのでは?!」ということです。こ、怖い。
 帰り道に、連れのコが車で言ったこと「こういうのって、最後に全員出てきてセッションしたりするじゃないですか。それは今日はなかったですねぇ」と。そういや、そうだ。しかし、この顔ぶれでセッションっていうのは、なんとなく考えられないなぁ。各自の個性が強すぎて。


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