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ミーハー遭遇・映画編

クリストファー・ドイル氏と遭遇

(part1.1997.2.11@ソラリア・プラザ)

 まずは、あまり映画ファンでない方には「クリストファー・ドイルって誰?!」ってなもんでしょうから、ご説明しますと、今、もっとも売れっ子の香港映画のカメラマン。ウォン・カーウァイ監督の映画(金城武がいちやく売れっ子になった『恋する惑星』『天使の涙』など)のカメラは、ほとんど、この人。ハンドカメラで、とにかく動き回る「ちっとは落ち着かんかいっ!!」と言いたくなるほど(笑)動き回るカメラワークが特徴の人です。すごく陽気なオーストラリア人。そして無類の女好きらしいというウワサ(笑)のドイル氏です。最近は、俳優としてもけっこう出ていますね。ぐっとくる香港映画『ラブソング』では胡散臭い英語教室の講師とか、なんと日本のアイドルSPEEDの初主演映画『アンドロメディア』では悪役のメディア王の役で出ていました!!

 この日、福岡市天神のド真ん中、ソラリアプラザで、ドイル氏の写真展(1週間くらい開催中だった)のスペシャルってことで、夕方からドイル氏のトークショーが予定されていました。私は、この時KBCシネマで上映中だった『花の影』を観た後、お昼を食べがてら、「この感動が覚めやらぬうちに、写真展を観ておこう」と会場に行ったところ、地元タウン誌の取材で、ひと足早く来場していたドイル氏と、そのご一行様(雑誌のスタッフとか通訳の人とか)と、バッタリ出くわしてしまったのです。その時、写真展を見ている人もけっこういたのですが、誰も騒いでない。ナゼだ? もしやドイル氏の顔を知らないのか? それとも皆、”単におくゆかしい人々“なのか? しかしミーハーな私はガマン出来ない。とりあえず、カメラを出して、お付きの人らしい女性に「ファンなんですけど、取材の横から、写真撮らせてもらっても良いですか?」と伺いをたてたところ「多分イイですけど、一応聞いてみますから、お待ち下さい」とドイル氏に何事か言ってくれて、そしたら「お〜、カモーン、カムヒア」と、めちゃくちゃきさくなオージー気質のドイル氏、手招きでオイデオイデをしてくれて、やおら頬寄せあってのツーショット写真を撮ってくれました! もうめちゃラッキー! その上、ドイル氏が私のカメラを手にして、手をぐい〜んと伸ばしてセルフ・ショットも撮ってくれました。(しかし、この写真はやはりピンボケでした。)この時も、私はコートの下に着ていたカーディガンがお気にいりだったので、その服で写りたいとコートを脱ごう脱ごうとしているのに、モコモコのフェイクファーの衿がウケたらしく、「ノーノーノー!う〜っ、コールド、コールド!」と自分もやおらフード付ジャケットを着込んでからの撮影。とにかく、おもろい人でした。そして持参の『天使の涙』の写真集に、しっかり私の名前入りサインもいただきました。その時持参の、写真展のことを書いていた自分のミニコミ紙『ミーハー通信』も、ドイル氏読めないだろうけど、とにかく渡してしまい、通訳の人が「あなたのことが書いてある」てなことを伝えたら、「お〜」とか言って喜んでくれてました。そして夕方のトークショーは、すんごい大盛況。しかし質問コーナーでレスリー・チャンのことをしつこく質問する女性がいて、ドイル氏が「私よりもあなたの方がレスリーに関しては詳しそうですね」と大人なかわし方をしているのに、なおもレスリーのことを聞く! う〜ん、おそるべし香港映画フリーク!って感じでした。終了後、誰からともなく写真集を出してサインを依頼したら、ドイル氏が応じるもんだから、お客さんのほとんどが皆並んで長蛇の列となってしまい、関係者はやきもきしている様子でした。しかし、ビールがはいってご機嫌のドイル氏は、そんなこと知ったこっちゃないという様子でニコニコとサインや写真に応じていました。イイ人だなぁ! まぁ、関係者泣かせではありましょうが。そして私は、再び友達と写真を、と列に並び(ドイル氏は憶えてくれていた!)手土産の明太子味ポッキーを渡しつつ「ディス・マイ・フレンズ・えっとえっとトゥゲザー」とカメラを出してメチャクチャな英語(とは言えませんね…)で一緒に写真を撮ってもらいました。ちなみに、この時の写真を後で見たら、ドイル氏、この中で一番カワイイ女の子の肩に手をおいていますねー(笑)。おいおい。写真のシャッターを押したのは、このコの彼氏だとゆーのに!!


その5 クリストファー・ドイル氏と遭遇再び!

(part2.1997.10.8@明治生命ホール)

 この日は映画『ブエノスアイレス』プレミア試写会+クリストファー・ドイル氏トークショーというイベントが、福岡市の明治生命ホールって所でありました。(はがきで応募のイベントで、しかし当たった人とはいえ有料だった。映画代くらいの料金でしたけどね)私は会社帰りに駆け付けても絶対遅刻するな、という時間だったんですが、まぁ映画の冒頭は見損ねても映画館で後日見られるけど、ドイル氏のトークショーはこの日だけだもんな、と遅刻覚悟で駆け付けました。やっぱり10分近くの遅刻で会場に到着。だーっと走っていて、ふっと見ると、ナゼかビルの入り口にドイル氏が居るではないですかっ! うぉ〜っラッキー! と思いつつ、またもメチャクチャなカタカナ英語で「ミスター・ドイル?↑」と(尻上がりに発音すりゃ質問形、てな感じ。)と話しかけて、機会があれば、この日スタッフの人を介してでもドイル氏の手に渡してもらおうと用意していた『ミーハー通信信』(前回の遭遇した時のイラスト入り文)と写真を、透明の封筒ごと、ドイル氏に直接手渡しました。「フォー・ミー? うぉ〜サンキュー!」と、とても喜んでくれて、「おおっっムービーショー・スタート!ハリーアップ、ハリーアップ!」と言われて「はっ!そうだった!」と私も我にかえってビルに駆け込みました。そして映画の後のトークショーの時も、質問コーナーで2番目に質問して、もう「つかみはOK!」てなくらいだった(笑)ので、まぁ、この日一晩くらいは熱心なファンということで印象に残ったことでしょう。イベント終了後、またドイル氏が出入口のところでお見送りなんて、サービス過剰なお人好しなことをしてて、当然ファンにもみくちゃにされてましたが、それをかきわけてそばまで辿り着いて握手を求めた時も、ニコ〜ッとして何か言いつつ両手で握手してくれましたもんね! いやぁ、何度会ってもエネルギッシュで明るくてイイ人だぁ!あの、動き回るカメラワーク通りの人や(笑)と思います。